鎌倉・箱根を通訳ガイドしよう!研修

日時   2010年3月27日(土)

講師:ランデル洋子・松岡明子・杉田聡  








   真冬に逆戻りしたような天候の中、新橋の第一ホテル東京をバスにて出発しました。まず、添乗業務に豊富な経験をお持ちの杉田先生より、添乗における基本的な挨拶や、旅行日程の説明、団体行動する上での心構えなどの注意事項についての説明がありました。渋滞などで旅程が遅れる場合には、最初にお伝えしてクレームを未然に防ぎ、そのような不都合なポイントを話す際には訪問先の素晴らしい点を説明する等、良い部分も一緒に伝えることで、ツアーの雰囲気を円満にする秘訣も教わりました。ランデル先生、松岡先生のお二人によるガイディングが始まると、車窓からの景色だけではなく、日本文化や慣習も取り入れた流れるようなガイディングを、受講生達は真剣にメモをしていました。
 鎌倉の高徳院では2グループになり大仏様にご挨拶。酸性雨の影響で大仏が損傷されているお話は、環境破壊という世界共通のテーマとしてお客様と共有することができると感じました。
 思いがけないランデル先生、松岡先生の歌に感動しつつ、湘南海岸を望み次の目的地へ向かいます。
 芦ノ湖のほとりにある箱根ホテルでランチの後、海賊船で芦ノ湖クルージングへ。芦ノ湖のユニークな地勢の話から始まり、ゴルフコース、現在活躍中の若手ゴルファー、そして英才教育に夢中な親の話へ、次から次へと湧き出るような楽しい話題にあふれたガイディングに、デッキでの寒さも忘れうっとりすると同時に、いかに先生方がお客様のことを大切に思われているかが伝わってきました。桃源台からロープーウェイで移動した標高1044mの大涌谷では、硫黄煙が噴き上げて実際の火山活動を見ることができます。1個食べると7年長生きすると言われる熱々の黒卵を食べてパワーをもらいました。
 この研修で受講生一人一人がガイディングの真髄であるおもてなしの心を学び、充実感に満ち溢れた表情で再会を誓い合い、小田原から帰路へと向かいました。
 (レポート:Y.T)

アンケート

  • 今回の鎌倉箱根研修に参加して、とても有意義な時間を過ごす事ができました。同じ場所をガイドするにしても、こんなにも内容や話し方がちがうのかと、ランデル先生や松岡先生のガイディングぶりに感激いたしました。あまりにもお上手で聞き惚れてしまいました。
  • 杉田先生の“添乗は客の心の状態を管理しながら、一生懸命やりさえすれば”というお言葉が心に残った。ランデル先生の、ペリーの船が鯨を追ってきたお話は、今、鯨がデリケートな問題なのに、大変わかりやすくお話され印象に残った。松岡先生はチャーミング。自分で話のネタを見つけるというアドバイスをありがとうございました。
  • 本日は、強風と寒さの中、有難うございました。美しい歌声、楽しいお話、全て堪能いたしました!!また具体的なガイドや問題解決方法など大変ためになりました。今日は本当に学ぶ事が多く筆舌に尽くしがたいですが、お客様をご案内するには、まだ準備が必要だと痛感したツアーでした。何より先に自分自身を well-preparedな状況にしないと(防寒、持ち物等)他の方のことまで気が回らないと身をもって体験しました。また、どうぞよろしくお願いいたします。
  • 鎌倉、箱根研修に参加するのは2度目ですが、前回見聞した事をずいぶんと忘れていたので、また参加して良かったです。添乗員の立場からの話もたくさん伺え、大変充実した研修でした。 ランデル先生、松岡先生の素晴らしいガイディング有難うございました。