2012年度 新人通訳ガイド実務研修会【東京】


日時:   本コース  :2012年3月7日(水)~3月11日(日)
土日コース :2012年2012年3月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)

講師:ランデル洋子、松岡明子、江原有子、金子潤、島田秀夫  








 
「私が変わる、景色が変わる」
東京で生まれ育った私にとって、東京の観光名所はなじみのある景色の一部であり、日常生活の場でした。例えば、幼い頃は自宅の窓から黄昏の東京タワーのライトアップを眺めるのが日課でしたし、大学時代には博物館学芸員の実習先として明治神宮にお世話になりました。今回、研修の参加を通じ、私の中でこれらの景色が劇的に変化し、新鮮に感じられるようになりました。
この「変化」の最大の要因は、多様な立場から観光地を見つめられるようになったことです。これまでの通訳案内士試験の受験勉強では、主にゲストとガイドの視点から様々な事象を語りがちでした。しかし研修では、旅行会社/ホテルや飲食店/運転手など、ツアーの共演者の視点をご教示いただき、TPOに合わせたご案内や配慮を具体的に思い描けるようになりました。同時に、関係者全員の努力により巡り合えたゲストに対し、最高のサービスを提供したいという気持ちが高まりました。
別の要因は、理想のガイド像の変化です。一流のガイドには、多言語の流暢さ、豊富な知識、ホスピタリティに加え、ツアーを無理なく安全に率いる「リーダー」、ゲストを喜ばせる「エンターティナー」の側面が重要であることに気づきました。
研修中は、自らの至らなさを痛感し通しでしたが、一方で、今後の目標や自己研鑽の方針が明確になったことは、大きな収穫でした。目下、未来のゲストを想定しながらの自主研修を実施しております。
<古屋絢子>

アンケート抜粋

  • 休憩時間もあまりない中で進んだ大変濃い内容の4日間でした。女性講師の方々は、女性的な気配りと優しさとチャーミングを兼ね備えていて、間の取り方や笑顔をいつも絶やさない所など大変参考になりました。皆さん一流のガイドさんとしての雰囲気、オーラが出ていて目標にしていきたいです。実物流れなどもよくわかりました。GICSSの研修はどこの研修よりも手厚いといっていましたが、この研修に参加できて本当によかったです。(M.O)
  • 人前で話すのが大嫌いな私が何とか話せるようになりました。先生方ありがとうございました。ランデル先生がおっしゃった“心のあるガイド”、その言葉を常に頭の中において心のこもったお仕事ができるプロになりたいと思いました。頑張ります!!  (Y.M)
  • 素晴らしい研修でした。ランデル先生、松岡先生、江原先生、目標となる三人の先生方のガイディングスキルを5日間じっくり学ばせていただけて本当に有難かったです。カリキュラムの構成もムダがなく濃厚でした。私が外国人観光客だったとして、先生方のガイドを受けられたらとてもhappyだと思いました。将来そんな風に思ってもらえるガイドになれると良いなあと思いました。(K.O)