現場C.C.まち歩き下見実習 ~大阪城・豊國神社~


日時:   2013年3月31日(日)

ナビゲーター:江崎祥美  











 
2013年3月31日(日)、関西地区では3回目となる現場C.C.(チャレンジャーサークル)が大阪城で開催されました。ナビゲーターは現地通訳ガイド(英語)の江崎祥美さんです。参加者はスタッフも含め総勢10名、大阪城は関西地区で人気No.1とも言える観光スポットで、普段よく行く機会があっても敷地が広くすみずみまで巡ることはほとんどありませんでした。身近だけど知らなかった名所を新たに発見できた、充実した内容となりました。

当日は晴天に恵まれ、桜が満開の大阪城公園は花見客で大変な賑わいをみせていました。大阪城天守閣前ではチケットを買うお客様で長い行列ができていました。今回は団体受付窓口からの入場を予定していましたが、15名以上でないと入れないことがわかりました。交渉の結果、「下見」ということで通訳ガイド登録証を提示し入場することができました。参加者はこうした実際起こりうる事柄を間近に体験することができ、まさに実践に役立つ知恵や知識をたくさん吸収しました。江崎ナビゲーターのリーダーシップのもと、研修ではガイディングをする際の立ち位置や動線、追手門前の団体駐車場や大阪城の日本庭園から眺める素敵な写真スポットなど、お客様をご案内する上で必要な情報を念入りに確認していきました。そして、有志の方々がそれぞれの場所でガイディングを披露しました。今回与えられた時間は3分間。この短い間にいかにお客様にとって大切な情報を的確にお伝えできるかはガイドにとって必要不可欠なスキルであると共に永遠の課題でもあります。説明を実際にしてみて、時間内に話をまとめる難しさを感じました。また、混んでいる状況でどのぐらいの声で話せばお客様に伝わるのか、試行錯誤しながら感覚をつかみました。ガイディング後にいただいた江崎ナビゲーターからの的確なアドバイスを通して、この地道な練習を一つ一つ積み重ねることがガイドとしての力になることを参加者自身が身にしみて実感できました。研修後のランチでは皆で和気藹々と熱心に情報交換でき、とても素敵な一日となりました。

この実践型の現場C.C.はGICSSの他の研修等で勉強してきたこと、そして実際に現場で体験したことを改めて見つめ直す良い機会になりました。今回このような素晴らしい企画を実現して下さった江崎ナビゲーターをはじめGICSS研修スタッフ、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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