「秋葉原スポット研修」


開催日:   2013年11月28日(金)

 
会場:東京 秋葉原
講師:木脇祐香里(GICSS会員通訳ガイド・NPO法人秋葉原観光推進協会理事)











 
2013年11月28日(金)、「秋葉原スポット研修」が東京・秋葉原で開催されました。講師はGICSS会員通訳ガイドでNPO法人秋葉原観光推進協会理事の木脇祐香里さんです。35名の定員はすでに満席となり、午後のひととき、いつもとはひと味違った秋葉原を皆で探訪できた大盛況の研修となりました。

研修は3部構成で進められました。第1部は木脇講師による座学、第2部は秋葉原ウォーキングツアー、そして第3部でメイドカフェを訪問しました。

第1部では秋葉原の街の変遷を振り返りました。電気街のイメージが強かった秋葉原ですが、実は今まで気にしていなかった歴史スポットも数多くあることを知り、ますます興味が湧いてきました。ポップカルチャーと日本の伝統文化の融合がもうひとつの秋葉原の魅力であることに改めて気づきました。

第2部は秋葉原ウォーキングツアーと題して、実際にガイドの視点で、また、観光客の立場からさまざまなスポットを巡りました。歴史あるラジオパーツの店からロボット、フィギュア、コスプレショップまで、なかなか一人では訪れることがなかった場所をじっくりと楽しむことができました。特にフィギュアのお店では、その製品の完成度の高さに驚かされました。なかには仁王像や観音像といった「仏像フィギュア」も数多く並んでいて、これはガイディングの際の仏像の説明に使えるな、と密かに思ったりもしました。

そして、第3部では皆さんお待ちかねのメイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」を訪問しました。実際に行ってみたのは今回が初めて、と初めは少し緊張気味だった方もいつのまにか、子供心にかえって遊べる楽しさ、面白さを満喫していました。今日は参加者全員プチコスプレをして各自指名したメイドとのツーショット写真をとらせていただきました。そして、最後はGICSSオリジナルじゃんけんゲームでおもいっきり盛り上がりました。(気づけば30分もオーバーしていました。)木脇講師が研修の中でおっしゃっていた、「自分の殻を破って楽しめるのが文化度の高さ」という言葉の意味がとてもよくわかりました。また、メイドの方たちのホスピタリティの高さに本当に感心しました。ぜひ、多くの外国人のお客様にも体験してもらいたいスポットです。

正直、秋葉原がこんなに面白い街だとは思いませんでした。いままで自分のイメージをもとにガイディングをしてきた方にとっても、今回の研修は自分の体験を踏まえた、さらに内容の深いガイディングを目指す良いきっかけになったのではないでしょうか。そのような、未来につながる希望を抱かせてくれた充実した研修でした。今回はNPO法人秋葉原観光推進協会(ATPA)の多大なるご協力によりこのような素晴らしい企画を実現することができました。そして、講師をして下さった木脇さんはメイドカフェとの打ち合わせなども含め皆さんが楽しく研修を受けられるよう企画段階からコーディネイトもして下さいました。最後にこの研修をとりまとめ支えてくださったランデル先生、事務局の皆様に大変感謝しております。ありがとうございました。
<記事:城戸弘明>
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