インバウンド添乗業務研修(東京)

日時   2010年4月4日(日)

講師:堀内裕二、金子潤、ランデル洋子  






   桜満開の週末での開催でしたが、10時から17時まで会場に缶詰になっての勉強は、花見以上のすばらしいものとなりました。
 前半、堀内裕二先生の国内添乗業務全般についての講義では、声の大きさ、聞きやすさが大事という話から始まり、クーポン券等の種類と取り扱い方、旅程の前日、当日、後日の動き方等の説明がありました。時間管理と確認作業の大切さと変更時の対処の仕方、経理処理の重要性(恐ろしさ)は、ガイドは時に金銭的にも責任を負うという事実から、実際にはガイド業の多くの部分を旅程管理業務が占めていると痛感しました。
 後半の金子潤先生によるさらに実践的なロールプレイを交えた講義では、実際のツアーを想定し、バスの配車確認、ホテルの予約確認、新幹線や飛行機のシーティングを二人一組で練習しました。事前の確認作業では、質問項目をリストにし、FAXを活用するのも便利だということも教えていただきました。
 最後に、ランデル先生から、新幹線の乗り方や、病人が出た時の体験談や、「ご気分はいかがですか?」「病院に行かれますか?」の言葉で訴訟から逃れたガイドの話から、「ガイドの身を守る」ため、細かな声かけや注意事項の通達の必要性を強く感じました。
 仕事が決まってから実際にどんな事をしなければいけないのか、具体的な事例を豊富に説明していただき、受講生からの質問に対する詳細なアドバイスもあり、不安に感じている事を納得しながら整理できる研修でした。
(レポート:M.K)


アンケート

  • 一日大変充実した研修内容で、とても勉強になりました。堀内先生の講義できっちりと基礎編を教えていただき、午後の金子先生の講義で実践編を教えていただき、今日の研修に参加できて光栄でした。 また、ケーススタディの時のランデル先生のお話もとでも参考になりました。 次回また、研修に参加出来るのを楽しみにしております。
  • 本日は、ありがとうございました。実に中身の濃い研修でした。堀内先生の講義はとてもわかりやすかったです。色々な例をうかがっていると、自分にできるか、本当に起きたらどうしようか、と心配になりましたが、最後にランデル先生の案ずるより産むがやすしで頑張る気になりました。2日あってもいい研修だと思いました。
  • すぐに活かせる実務的な知識を勉強・練習でき、デビューに向けて脳内シミュレーションができました。今日学んだ事を頭で整理し、本番ではてきぱき動けるように頑張ります。
  • 今日の研修では、添乗員でなくともガイドとして仕事をしていくために、必ず必要と思われる業界用語をはじめとした、たくさんの情報をご伝授いただきました。この研修を受けて、本当に良かったです。有難うございました。
  • 前半の堀内先生の講義では、generalな知識の確認をさせていただき、後半部分では、金子先生とランデル先生に、実践的な講義やアドバイスを頂け、とても学ぶところの多い1日を過ごさせていただきました。受講生の質問にも大変具体的にお答え頂き、普段誰にも聞けず、「実際、自分の身に起きたら一体どうすれば・・・」と思っていた事をクリアにしていただけ、明日からの業務に心の余裕を持ってのぞめそうです。